菅野シンポジウムは配位子場の科学の振興のため、1997年から 2001年までの5年間、毎年8月に長野県飯綱高原で開かれました。 その後、若手研究者に配位子場の科学を継承していくことを目的として 第2期菅野シンポジウムが2005年3月にスタートし、 2009年3月7日に5回目のシンポジウムを行い第2期菅野シンポジウムを 終了いたしました。
第2期菅野シンポジウムでは、物性科学、錯体化学、生命科学を中心に、 配位子場の科学に関連する第一線の若手研究者に講演して頂き、 異分野の研究の最前線の動向を知るとともに新しい研究課題の探索、 物理、化学、生命科学にまたがる融合科学研究のきっかけになることを 目指してきました。シンポジウムでは、配位子場科学の創成期に活躍された 第一世代の研究者、配位子場科学を発展させてきた第二世代の研究者と 第三世代にあたる若手研究者が毎回100名近く参加して活発な討論が行われ、 第2期菅野シンポジウムの目的を果たすことができました。
「第2期菅野シンポジウム」を支えて下さった皆様に感謝申し上げます。